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岐阜、お茶と盆おどりの旅 1

[日時]2013/8/14~17[場所]岐阜県郡上市八幡町 徹夜おどり陸前高田から、約1000km。岩手の地で先祖を迎え、地元横浜で祖父の帰りを見届けて岐阜で先祖を弔う。場所は大きく異なるが、今年は各行事を本気でこなすつもりだ。今度は岐阜へ。岐阜へ行くのは3度目だ。一度目は5月。春日村でお茶との出会いだった。一番茶を摘み、深く高尚なお茶の文化の入り口を見つけた。二度目は6月。二番茶を摘んだ。二番茶は紅茶にむくと聞き、春日茶をこよなく愛するちゃぼぼ園の中村さよさんに教わり、実際に紅茶を作った。鮮烈の美味しさだった。岐阜の魅力にとらわれ始めていた。岐阜、郡上八幡では「徹夜おどり」が行われるという。はっきり言って盆踊りの文化は僕の中には全然なかった。先日まで炭坑節も踊れなかったくらいだ。 徹夜おどり?聞いたこともなかった。非常に不勉強で恥ずかしいのだが郡上八幡での徹夜おどり、とは毎年お盆の四日間(今年は8/13~16)に毎日夜20:00ころから朝4:00ころまで郡上おどり、というおどりを踊り続けるのだという。凄まじい行事。僕はおどりは全くの素人だが、とてもワクワクしていた。楽しみだ。今回、東京から向かった仲間は6人。現地合流を含めて8人が明日襷クルーとして現地調査をする。といっても、ただ心の限り楽しむだけだ。現地についたのが午前7:30。徹夜おどりの開始まで、僕らは郡上の街を楽しむ予定となっている。郡上小学校の校庭が一般向けの駐車場になっていた。僕らが到着して一番最初にやったのは、投網の練習だ。投網?と思うかも知れないが、投網の練習は今回の旅では非常に重要な要素である。後でわかってくるはずだが、僕は前日炎天下広場で約3時間、投網を投げ続けていた。まだ完璧とは言えなかったので調整のため投げる。広い校庭は練習にはうってつけだ。仲間にもはじめて投げてもらうが、全く広がらない。コツをつかむまでは難しい。ひとしきり投げた後、僕らは郡上を流れる川へ向かった。郡上八幡は水の街だ。郡上の街には地元の人が大事にしている水路が流れていて、飲料水にもなるし、野菜を洗ったり、冷やしたりするのに使う。川とともに生きているのだ。そこを鯉や鱒が気持ち良さそうに泳ぐ。淀んだ公園の魚達とは違い、魚達は気高く、嬉しそうだ。天気が最高に良かった。水は勢いよく流れ、ピカピカと澄みきっている。町並みは美しく、夜の面影も漂う。屋台にはちょうちんが並ぶ。日本の風景だ。そこには人のいとなみがある。スーパーに行けばおばちゃんが夜のおかずを買っているし、釣具屋のおっちゃんは団扇片手に人通りを眺めている。子供達は川へ飛び込み、アユ釣りに没頭するいつかの“少年”たち。日常、なのだ。夜になれば世界中から郡上おどりを踊りに来るという。そんな風景の一ページに入り込んでいる。僕らも登場人物なのだ。夜になるまで、ぼくら少年少女達はずっと川遊びをしていた。こんなところから飛び込む仲間もいた。郡上の川、郡上の街は優しく僕らを迎えてくれ始めていた。